こだわり・紹介 (手彫り 和彫り 刺青 彫師紹介)

日本伝統の手彫りへのこだわり

彫はるでは、ボカシは全て(色ボカシ・墨ボカシ共)手彫りで行っています。日本伝統の和彫りを手掛けるにあたり、古来より伝わる日本独自の手彫りに誇りを持っているのはもちろん、特に手彫りならではの墨の濃さ、色合いの深さに自信を持って作業に取り組んでいます。 手彫りで彫った物は、一度完成させれば長い年月が経過しても色あせが少ないというのも大きな特長の一つです。彫はるでは、現在はスジ彫りはマシーンを使い、ボカシは手彫りというスタイルをとっています。全て手彫り(総手彫り)で行うことも可能ですが、手彫りでのスジ彫りは細かな曲線を表現するのに向かなく、手彫りのスジ彫りは時間が掛かってしまいます。 私の作風は細かな繊細な表現を必要とするので現在のスタイルのスジ彫りはマシンを使用してボカシは全て手彫りというスタイルをとっています。どうしても総手彫りが希望の場合はご相談ください。全てマシーン彫りをご希望の方は申し訳ないですが他のtattooスタジオ様へお願いします


墨は最上級の固形墨を使用しています

彫はるで使用している墨は固形墨を時間を掛けて磨ったものを使用しています。時間を掛けて磨った墨には特有の墨の濃さ、色合い、ボカシぐあいなど固形墨にしか出せない美しさが有ります。こちらで使用している固形墨は最上級の品のみを使っています。 コストや作業の手間を考えるとtattooインクや墨汁などを使った方が楽なのですが、仕上がる作品の綺麗さを一番に重視している為、こだわりをもって固形墨を使用しています。時間を掛けて磨る為、墨磨り機を使用しています。


徹底した衛生管理

当方では一度使用した針・インク等は破棄し、使う前の新しい針・道具に措いても超音波洗浄、医療用滅菌パックを使用し、医療用オートクレイブ(高圧蒸気滅菌器)による滅菌、殺菌線保管庫による保管を行っています。医療用オートクレイブはウイルス感染で最も強いとされている肝炎ウイルスにも、WHOで定められた最低121℃、20分以上の条件の高圧蒸気滅菌が行えます。


一つ一つオリジナルの唯一無二の下絵

基本的に初めて彫りに来られるお客様には、事前に打ち合わせに来て頂いています。 どういった物を彫りたいのか、大きさ、場所など入れる前に入念に打ち合わせをします。例えば龍の顔にしても、どういったイメージや希望があるのかをお聞きして、一つ一つお客様に合わせた物をそのつど書いていきます。 背中などの大きな物でも、お客様の身体の大きさに合わせ実物大で一度下絵を起こします。実際に彫る時は部分的に転写することもありますが、基本は手書きで書き進めて行きます。 こうすることで他には無い唯一無二の作品になります。


スタジオ写真

明るく、綺麗なスタジオです。予約は他のお客さんと重ならないように配慮しているうえ、待合と施術室が分かれているのでプライバシーも守られています。


彫師紹介

天王寺 彫りはる
1977年、大阪に生まれる。
19歳で東京の池袋 初代彫俊を尋ね、弟子入り。
約20年、刺青の仕事に携わっています。
弟子入り前には、デッサンを学び現在の仕事でもその基礎を生かし手掛けている(上のデッサンは学生の時に描いたもの)
2007年より地元大阪に戻り、天王寺にて日本伝統刺青を中心に手彫りにて現在も活動中。


過去の雑誌インタビュー↓